2007パラパンアメリカン(オープンアメリカン)選手権 

石井・藤田が世界最高連発 金4つ銀1つのメダルでポイントアップ

御礼
2007UCIパラパンアメリカン(オープンアメリカン)選手権日本チームは
多くの皆様方から温かい御支援・御声援・叱咤激励を頂きました;

日本プロフェッショナルサイクリスト協会様、(財)日本自転車競技連盟様、
(株)サテライトジャパン様、
(株)オージーケーカブト様、(株)ダイナソア様
(有)メダリストプランニング様、Vittoria Japan様
(財)車両競技公益資金記念財団様、
そして多くの真摯な皆様方、
心から感謝申し上げます。
日本チームはこの大会予想を上回る好成績を残すことが出来ました。
皆様のおかげです。 厚く御礼申し上げます。 
北京へ向けた戦いはまだまだ続きます。 これからも何卒よろしくお願い申し上げます。

1111日からコロンビア・カリで開催されたUCIパラサイクリングのオープンアメリカン(パラパンアメリカン)選手権で、日本選手が大活躍。北京パラリンピック国別参加枠を決めるランキングポイントを予想以上に獲得した。

 日本選手団は117日午後成田を発ち、コンチネンタル航空でヒューストン経由でカリへ。 長旅だったがその疲れと不安を癒してくれたのが空港での熱い出迎えだったようだ。 日本選手を歓迎する大会関係者さらにはカリのコロンビア日系人協会の方々らが選手団を手厚くエスコート。 入国は実質フリーパス同然だった模様。 軍隊の出迎えもあり、防弾ガラス仕様の車でホテルへ。 

 カリのトラック競技場は板張り・250メートル・屋根付。この屋根は新しく付けられたとのこと。回りは壁がなく、外の景色が良く見える。 帰国後の選手は 「素晴らしいバンクだった、走りやすかった」「エーグルに少し似ていた」と走路については賞賛していた。

 慣れない土地であり、出発前選手団は不安を口にしていた。しかしその不安を払拭してくれたのが、コロンビア日系人協会の方々だった。陽気に献身的に選手団をサポート。次第に選手団の不安は少なくなっていき、多くの明るいカリの人たちによって気持ちも盛り上がっていったようだ。


大会横断幕
多くの地元の人たちが歓迎してくれた

きれいなバンク 屋根付板張り250
周りに壁は無いので風はいくらか入る

11月11日大会初日
藤田・石井がともに金メダル発進 藤田1キロは16秒台!

 21カ国198名の選手のエントリーがあったこの大会、初日の11日は、CP4石井雅史が3キロ個人追い抜きに、LC3藤田征樹が1キロタイムトライアルに出場。いずれも圧倒的な強さで金メダルを獲得し、好スタートを切った。

 CP4は今回エントリーは少なかったが、それでも06世界選ロードTT金メダリストのMichel Alcaine()らの実力者が登場。そんな中も石井は予選で342197とダントツの1位で金メダルマッチへ。相手はそのAlcaine。スタートからガンガン飛ばしたAlcaineだったが石井はまったくあわてず、結局圧勝で金メダルと45ポイントを獲得。

 世界選後急速に力を伸ばしてきたLC3藤田征樹の1キロTTには世界選とほぼ同じという豪華メンバーが登場。そんな中も藤田は何と116236という驚異的なタイムで金メダルに輝いた。

 この藤田の記録は今年8月の世界選で中国のLIANGによって樹立された世界新記録を2秒あまり短縮した。が、今回の大会に備えて改築されたカリの競技場がUCIの公認をまだ受けていなかったため、記録は公認されない見込みとの事。 大会サイトでは、UCIのインスペクションを満足の行く結果で終わった旨書いてあったのだが。 しかし、ポイント獲得が最大の目的のこの大会、藤田は見事な走りでやはり45ポイントを獲得してくれた。


藤田1キロのスタート
好スタートで好タイムをマーク
 でもまだ通過点だ

力を出し切りピットに戻った

藤田が見事な金メダル 表彰台で

表彰後、祝福する平松TLと日の丸を手に

負けじと石井も金へ個抜きのスタート
班目監督が支える

BSアンカーの素晴らしいフレームで個抜き金の石井
前輪イオ(マビック)後輪ギブリ(カンパ)

CP4個人追い抜き表彰式で
銀メダルのAlcaine(仏)も石井と同様元プロ選手で
事故のために障害を負ったとのこと

長きに渡るライバル・友人となるだろう
世界選手権同様、本大会トラックレース用には、JCAD日本チーム所有の決戦用カーボンホイールの他に、日本自転車競技連盟(JCF)様よりマビック(イオ・コメット)カンパ(ギブリ)のホイール貸与を受けました。
また、タイヤはロード用とあわせて、Vittoria Japan様からご提供を受けました。 ヘルメットはオージーケーカブト様からご提供を受けました。 ダイナソア様からはウォームアップ・スタート・リカバリーオイルなどのご提供を受けました。 

心から感謝申し上げます。好成績は皆様のおかげです。 本当に有難うございました。

11月13日大会3日
石井が1キロ8秒台突入で金メダル 藤田は個抜き銀

 大会3日目の13日には、1キロ世界記録ホルダーCP4石井がその1キロTTに出場。 記録を出しても今回は公認されない見込みということでモチベーションが心配された。しかしそこはさすがに元競輪選手。最高の走りをしてくれた。自身の持つ記録を1秒ほど上回る18247で個抜きに続いて圧勝。

 記録が公認されない見込みであることは出走前にわかっていただろうが、それでも気持ちを切らすことなくベストの走りが出来る石井はさすが。 脱帽である。 北京ではLCクラスの王者にも負けない「絶対記録」を打ち立てて欲しい。 彼なら大きな期待が持てる。

 同日藤田は個人追い抜きに出場。朝の予選では8月の世界選でマークした日本記録47秒を大きく更新する3557791位通過し、午後の決勝へ。このタイム、世界記録を上回るものだが、やはり今回は公認されない模様。

 班目監督によると、午前のセッションが終了して昼食を取っていると雷鳴が轟き突然スコールが襲い新設した屋根からの雨漏で走路が濡れ競技開始が30分遅れたとのこと。 その後雨はやんだが風が出てきたという。 

 これに苦しんだのか、藤田はドイツのGRAFに約1秒差で惜しくも銀メダルに。 GRAFのタイムは400434、藤田は41831だった。

 惜しくも1キロに続く金メダルはならなかった藤田だが、相次ぐ記録更新に監督も「凄いの一言だ」と驚いている様子。

 日本チームのトラックレースは参加4種目中3種目で金メダル、1種目で銀メダルを獲得。うち3種目は未公認の新記録だった。 

 また、会場には多くの方々が応援に来ていただいた。大きな声援は選手を後押ししてくれた。コロンビア駐日大使・関係者の方もお見えになったという。 応援有難うございました。


1分8秒247 石井のタイム 立派の一言
でもまだまだ通過点 石井にはもっと上がある

石井の記録をライバルも祝福

個抜き予選は世界記録を上回った藤田
決勝は僅差で敗れ銀 それでも8月の7位から躍進

個抜き金のGraf(独)も藤田も若い 
やはり長きに渡るライバル・友人になるのでは

11月16日大会6日
ロードTT,石井がフランス破り金メダル 藤田は惜しくも4位

 日本選手はトラック後、2日間の中日をおいて、16()ロードタイムトライアルに出走。カリ近郊のパルミラで行われた。コースは高低差無し、コーナーは4ヶ所、90度コーナーが2箇所、バイパスに入る取り付け道路(緩い大きなコーナー箇所を過ぎて斜めにバイパスに入る)、シンプルなコース。半分は市街地を走るが全面交通遮断。

 日本の2名のカテゴリーはいずれも15.4キロで争われた。

 石井雅史(CP4)がトラック競技の勢いをそのままに持ち込んでスタート。1周目6キロ地点チェックポイントで計測していた平松チームリーダーによると、ライバルMichel Alcaine()2秒差を付けて通過。2周目に入るゴール地点の通過タイムでは逆に1秒の差をつけられたが、その後も石井はペースを落とすことなく走りきる。一方Alcaineは後半ペースダウン。石井が逆転、21204で優勝。石井は今大会なんと3冠を達成。おめでとう! 1人で稼いだポイントはなんと135ポイント。              

 藤田征樹(LC3)は1周目快調な走りでこちらもメダルが期待された。2周目に入った時点では2位に僅差の3位。しかし、後半ややペースダウンしたのか、惜しくもこの種目4位に終わった。 それでもランキングポイントの上積みに貢献してくれた。 


アップに励む石井と藤田

ロードコース近郊の様子

これまで一度も勝てなかったフランスのAlcaineを
破ってのうれしい金メダル
 おめでとう石井


 日本チームは直前になって航空会社の都合(最初予定していた航空会社から機材輸送を拒否された)により、便の変更を余儀なくされたため、18日にカリを発つことに。 

 この大会で日本が獲得したランキングポイントは246ポイントに上った模様。200点という目標を大きく上回り、8月の世界選で足りなかった分はかなり補えたのでは。


コロンビア日系人協会のパーティーに参加 御礼

 この大会参加に関しましては、カリのコロンビア日系人協会の方々には、準備段階から大会期間中そして帰国時まで、大変お世話になりました。心から感謝申し上げます。特に通訳としてお手伝い頂きました西さんには本当にお世話になりました。西さん・日系人協会の方々のおかげで、色々なことがスムーズに進みました。ありがとうございました。

 全レース終了後、帰国前に日系人協会のパーティーに参加。御礼を述べるとともに、ともに楽しい夜を過ごした。 石井と藤田の両選手はずっと人気者だったようで、ここでも引っ張りだこだった様子。一生忘れられない楽しい経験だったのでは。


コロンビア日系人協会を表敬訪問

帰国前のパーティーで みんなモテモテ 笑顔いっぱい

 日本チームは20日無事に成田に到着。 選手団の皆さん、お疲れ様でした。スタッフの班目監督・平松TL、多岐に渡るサポートそして報告、有難うございました。

 皆さん、選手団4名に大きな拍手を送って下さい。

 ご支援ご声援頂きました皆様、本当に有難うございました。


本大会参加にあたっては 財団法人車両競技公益資金記念財団様より助成を頂戴いたしました。
競輪・オートレースの収益により参加することが出来ました。
心から感謝申し上げます。

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